投資の基礎

ドルコスト平均法とは — 毎月一定額の積立投資の効果

ドルコスト平均法とは、価格が変動する商品を『毎月一定額』ずつ買い続ける投資手法です。価格が高いときは少なく、安いときは多く購入することになり、平均購入単価をならす効果があります。

一度にまとめて買うと、その時点の価格が高ければ高値づかみのリスクがあります。ドルコスト平均法では購入タイミングを分散するため、相場の上下に一喜一憂せずに続けやすく、初心者にも向いた方法とされます。新NISAのつみたて投資枠は、まさにこの手法を前提とした制度です。

ただし万能ではありません。長期的に右肩上がりの相場では、早く一括投資した方が結果的に有利になることもあります。また、下落し続ける商品では損失が膨らみます。重要なのは、長期・分散・低コストのインデックスファンドなどと組み合わせ、続けられる金額で淡々と積み立てることです。

具体例で考えます。毎月3万円で基準価額が1万円・8,000円・1万2,000円・1万円と動いた4か月では、買える口数は3口・3.75口・2.5口・3口となり、平均購入単価は約9,796円と、単純平均の1万円より安くなります。価格が下がった月に多く買えたためです。

新NISAのつみたて投資枠は年120万円(月10万円)まで、金融庁の基準を満たした低コスト投資信託を積み立てる枠で、まさにこの方法のための制度です。多くの証券会社では毎月100円や1,000円から自動積立を設定できます。

『下がったら怖い』という気持ちが続かない最大の原因です。積立中の下落は『安く買える期間』と考え、金額を変えずに続けることが、この方法の効果を最大化する唯一の条件です。

毎月の積立額と20年後の目安(年利5%)

新NISAのつみたて投資枠(月10万円が上限)で、年利5%が続いた場合の目安です。税引前・コスト考慮前。

毎月の積立額20年後の資産(目安)元本合計
月3万円1,233万円720万円
月5万円2,055万円1,200万円
月10万円4,110万円2,400万円
月額積立・20年・年利5%・複利

よくある質問

Q. 一括投資と積立投資、どちらが有利ですか? A. 長期的に右肩上がりの相場では、早く一括投資した方が期待値は高くなります。ドルコスト平均法の利点は期待値ではなく『高値づかみの後悔を避け、続けやすいこと』です。まとまった資金がなく給料から積み立てる人には、結果的に積立しか選択肢がないことも多いです。

Q. 積立額は途中で変えられますか? A. はい。新NISAの積立設定は金融機関のサイトでいつでも増額・減額・停止できます。ボーナス月だけ増やす設定も可能です。

Q. 暴落したら止めるべきですか? A. 止めると『安く買える局面』を逃します。生活防衛資金(生活費の3〜6か月分)を別に確保しておけば、暴落時も積立を続けやすくなります。

出典・最終確認

金融庁「NISAを知る」(fsa.go.jp/policy/nisa2)。最終確認:2026年9月7日。制度は改正されることがあります。実際の判断は最新の公式情報でご確認ください。

Richify Tip

積立は『手取りから先に天引き』にすると続けやすくなります。証券口座の自動積立を設定し、給料日後に自動で買い付けるようにすれば、意志の力に頼らず投資を習慣化できます。

関連ツール

新NISAシミュレーターつみたて投資枠・成長投資枠での積立額と運用益を年ごとに試算。

関連用語

複利インデックスファンドつみたて投資枠
次の一歩へ

すべての口座を管理して、ドルコスト平均法を活かす — ひとつのアプリで。

7日間の無料トライアルを開始アプリをダウンロード
ダウンロード無料。教育目的のみで、投資助言ではありません。
用語集に戻る
Felix
Richify アプリでまとめて管理
ダウンロード無料 — 7日間無料トライアル。
アプリをダウンロード →

資産をひとつにまとめて管理ひとつにまとめて

資産の成長が見える

追跡を始める始める